KICの活動

掛川市日本語教室 平成16年度第2期開講式

平成16年9月5日(日)、掛川市日本語教室平成16年度第2期が無事スタート致しました。
開講式では受講生の方の御協力のもと、生徒数の多い国を中心に、ポルトガル語、スペイン語、英語、中国語での解説を導入。
また、受講生からの強い要望があった文字講習を全日程で開講し、ひらがな・カタカナ・漢字初級・漢字上級とグループを分けて行っています。
日本語を学びたいと願う地域の外国人の方が、少しでも長く学習できる時間を設けるなど、更なる外国人支援活動に取り組んでおります。
(初回の登録者は94名)

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日本語教室 平成16年度第1期閉講式

平成16年5月16日から開始いたしました日本語教室平成16年度第1期が、8月1日を以って無事終了致しました。
今年度より新たな試みとして、「日本語教室サポーター制度」を導入し、14名ほどの市民ボランティアの参入を行い、さまざまな場面でたくさんの御協力をいただきながら運営することが出来ました。
9月から始まる第2期からも、更にバージョンアップした日本語教室の運営をすべく、私たちは取り組んでまいります!

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日本語教室 交流バーベキューパーティー

平成16年5月16日から掛川市役所4階会議室においてスタートした日本語教室平成16年度第1期交流会として、平成16年7月24日掛川市居尻の「ならここの里」でバーベキューパーティーをしました。

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在住外国人支援Vol.4 みんなのポルトガル語 入門コース② 終了

平成16年4月15日(木)から掛川市役所4階会議室においてスタートした「みんなのポルトガル語 入門コース②」(全12回)が、7月15日無事終了致しました。

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国際協力ウォッチング!

国際協力・・・最近よく聞く言葉だけど、いったいどういうものなの?実際、私たちに何が出来るの? そんな疑問、あなたの「国際協力って?」という探究心にお答えすべく、国際協力とは何かを共に考えよう という講座「国際協力ウォッチング」を、掛川市役所において平成16年7月3日(土)に開催致しました。
会場には老若男女、広い年齢層の方たち21名が訪れてくださり、実際に国際協力活動をしている方の ビデオを上映したり、パネル展示、フリートークの場を設けました。
主催は掛川国際協力ボランティアの会 代表の鈴木芳郎さん。
JICAからは静岡県の国際協力推進員である大滝智子さんや、その他OVの方が 開催にご協力くださいました。
思わず「あたしも協力隊員になりたい!」と思わせるような、本当に魅力的な お話しやビデオを見聞きさせていただきました。
青年海外協力隊に興味のある方はKICにもパンフレットを ご用意していますので、ぜひお立ち寄りください。


鈴木芳郎氏 プロフィール
1970年から1972年まで2年間、青年海外協力隊、農業機械隊員としてケニアで活動。
ナロースラ農業機械化訓練農場にて、ケニア全土から来る若者に対して、農業機械の運転からメンテナンス、取扱い方法までを3ヶ月/1コースで指導した。
また訓練農場では野菜、家畜の飼育方法なども含んだ、イギリス、ドイツ、スイス、デンマーク、アメリカそして南アフリカのボランティアの3ヶ月/1コースもあった。
帰国後は、地元企業にて28年間、海外サービス担当として世界約65ヶ国余りを出張指導。
退職後、2002年3月より2004年3月までの2年間、シニア海外ボランティアとして南太平洋のパラオにて船外機修理指導をしてきた。
現在も再チャレンジを目指している。

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日本語教室 平成16年度第1期 開講式

平成16年5月16日(日曜日)、16年度になって初の在住外国人対象日本語教室が開講致しました。8月1日までの全12回のコースです。
今期から「日本語教室サポーター制度」を取り入れ、14名の掛川市民の皆さんに運営のご協力をいただくことになりました。

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在住外国人支援Vol.4 みんなのポルトガル語 入門コース②

今回もポルトガル語を学ぶ意欲のある方を広く募集し、22名の受講生を集め、平成16年4月15日(木)から掛川市役所4階会議室において、「みんなのポルトガル語 入門コース②」(全12回)をスタートしました。
講師には、来日10年で英語・ポルトガル語教師をしている日系ブラジル人の新垣デニーゼ先生をお招きし、目標は初歩的なポルトガル語を習得していただくコースです。
みなさんは、それぞれの職場や日常生活で、ポルトガル語が必要!というシチュエーションにおかれており、遠くは静岡市からも受講生が来ています。

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ワールド・クッキング・アドベンチャー VOl.5

平成16年3月4日(木)、掛川市生涯学習センター料理室において、掛川市及び近隣市町村に在住する皆さんに、料理を通して、韓国という国を知って頂くための教室を開催致しました。
19名が参加し、掛川市在住の佃道子さんに、本場韓国での作り方を教えていただきました。
参加者の皆さんからは、「辛いけど、クセになりそう!」「旅行に行ってみたくなった!ツアーをやってください!」などなど、大変嬉しいご感想をたくさん頂きました。
 来年度も魅力的なイベントになるよう、努力していきます。


佃 道子先生のご紹介
つくだ みちこ
韓国ソウル市生まれ。日本滞在10年。
週に3日程度、浜松市や浅羽町で韓国語を教えている。
趣味は読書、旅行。
日本に来て思ったこと「想像していた以上に、日本人は親切であり、高齢者もボランティア精神にたけ、向学心が強いことに感心しました。」

調理品目:ビビンバ、チヂミ、ヤクシ、白菜キムチ。
キムチは当日漬けたものを生徒全員で持ち帰り、1週間後を楽しみに!

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インターナショナル・フェア2004 -お礼編-

平成16年2月14日、掛川市役所4階会議室において、インターナショナル・フェア2004を開催致しました。
当日、運営のお手伝いをして下さったボランティアスタッフの皆様に感謝の意を込めて、ここにご紹介致します。


前列左から、山下志保子さん、大久保志穂さん、高島清峰さん、理事・高木敏男、
鈴木つかささん、中村弥生さん、バイト・セルジオ・ホリくん、中野江美子さん、職員・山里千佳
後列左から、職員・石川智子、武田勝利さん、高島昭子さん、田中裕子さん、萩原英子さん、
大場智子さん、福田瞳さん、原木雅代さん、職員・三島智美、小林佳志朗さん

今後とも、掛川国際交流センターを宜しくお願い致しますm(_ _)m

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インターナショナル・フェア2004 -番外編-

平成16年2月14日、掛川市役所4階会議室において、インターナショナル・フェア2004を開催し、メインイベントにスピーチコンテストを行ったのですが、体調不良や仕事の関係で、当日出場出来くなってしまった方が2名ほどいらっしゃいました。その方たちがせっかく準備していたスピーチを是非お伝えしたいと思い、ご本人の同意の上、この場でご紹介することに致しました。どうぞご覧下さい。

黒岩 ヘンリー(ペルー)
会社員、来日13年

 私は、今でもはっきりと、あの暑い8月を思い出します。私の夢がいっぱいの、この国に着いた日のことです。私は、わずか16才でしたから、大変わかく(今でもまだ、わかいですが)、そして日本について、なにも経験がありませんでした。こちらに来るまでは、親類の人たちから日本のことを聞いていました。話を聞くたびに、日本の文化、言葉そして習慣に実際にふれてみたいと、いつも胸がドキドキしていました。
 成田に着いて、私はコーラが飲みたくなりました。大変暑い日で、のどがかわいたからです。どこで買えるのかな?とさがしますと空港の中に、コカコーラのロゴのある機械がありました。私は、しばらくジッとそれを見つめて、これだろうと考え、なんとかコーラを買うことがでました。
その当時、私の国ペルーでは、まだ自動販売機はありませんでしたので、自働で物を売る機械に大変興味を感じました。これが日本のテクノロジーと私の、最初の小さな出会いでした。
 さて、目的地の静岡まで何に乗って行くの?と私がまわりの人に聞くと、「デンシャ」という答えです。「えっ、デンシャ?汽車・TRENではないの?」と言いましがが、やはり「デンシャ」という答えです。 私は、ペルーを出る前、大正13年生まれのお父さんから、スペイン語のTRENは、日本語では「キシャ」と教えてもらいました。しかし、もう日本の鉄道はぜんぶ電化されていて、汽車はありませんでした。
東京駅からは、新幹線で静岡まで行きましたが、このようなすばらしい電車を作る日本の技術に、まず、大変びっくりしました。
 こうして日本に着いてから今日まで、私は日本に長く住んでいますが、私の日本に対する強い印象は、第一に、テクノロジー・つまり科学技術の大変進歩した国だということです。鉄道だけではありません。たとえば、自動車、携帯電話、デジカメ、パソコン、ナビゲータなど、毎日の生活の中でも、世界一のテクノロジーが使われています。
印象の第二は、こんなに科学技術が進んでいるけれども、日本の伝統的な文化、習慣、考え方が失われていないということです。日本は日本であって、どの国とも同じではありません。
テクノロジーと伝統の調和。これが私を受け入れてくれた国の特色です。 お父さんは私に「日本は大変発達しているから、向うに行ったら、見るものにびっくりするよ。おまえの近くにあるもの全部を覚えなさい。だけどヘンリー、日本は昔の習慣や文化も大切にする国だということを忘れてはいけない。」と言っていました。 汽車の話は少し古かったけど、お父さんのこの言葉は、まだ、そのとおりでした。
日本には天然資源がありません。ただ小さな島々からできた国です。それなのになぜ、テクノロジーが進歩して、アメリカに次いで世界で第2の経済大国になったのでしょうか。
私はこれまで、いろんなメーカーの現場で働いてきました。現在は、掛川のNECです。その経験から私の意見を言います。
 ひとつは、日本人の根気強さ。ある発明品を毎年毎年時間をかけて完全なものに改良します。
 ふたつには、日本人の向上心。他の国に負けないように非常に高いレベルの品質を目指して、いつも努力しています。
 みっつには、日本人は秩序と正直を大切にすることです。一つの例として、さきほど話した自動販売機は、日本では道路のそばにも置かれています。しかし、私の知るかぎり、よその国では、監視できるスーパーなどの建物の中にしかありません。泥棒に持って行かれるからです。
 よっつには、以上のような価値が教えられている、しっかりした学校教育と思います。
 いつつは、日本人が大変な働き者であることは、言うまでもありません。
以上のことは、私たちが何かを望むとき、努力と献身と向上心によって勝ち取るべきだということを、私たちに教えています。
 終わりに、日本人が働き者であることは、世界中の人が知っていますが、日本の皆さん!もっとたくさん休み、よりすくなく働いてはどうでしょうか。私の国ペルーでは、もっと休暇を楽しみます。そうすると人生がより面白くなりますよ。この点では、私はみなさんに教えることができます。ちょっと電話をかけてください。すぐ教えてさしあげます。
 ラストにすこし付け加えますが、「ラースト・サムライ」というアメリカ映画を、もう見ましたか。これは、おすすめです。サムライの名誉と誇りがテーマです。私は、この映画を見て、名誉と誇りを大切にすることは、当時から現在まで、発展する日本社会の基礎にあったと思いました。
 ご静聴ありがとうございました。

柳瀬 智恵美(ブラジル)
小笠高校1年

 皆さんこんにちは。私は小笠高校の一年生でブラジル人の柳瀬智恵美です。7年前にブラジルから日本に来て今小笠に住んでいます。
 私は日本に来た時は「おはよう」ということばさえ知りませんでした。テレビを見ても映像を見るだけで意味もわからず、そんな口が不自由な状態で小学校に入りました。そしてそれから大変な思いをして日本語を覚えました。
 そして日本に来て7年経ち、その間に私はいろいろなことに気がつきました。たとえば日本人の礼儀正しいところや、学校などの規則の厳しいところなどです。
 日本には13年位前から外国人が多くなったと聞いています。それまで日本には皆同じ黒い髪黒い目の日本人しかいなく、外国人に慣れていませんでした。そのため外国人が多くなってちょっとした人種差別ガ生まれたと私は思います。ではこれから私はそのことについての私の経験をお話したいと思います。
 先日私は家族と一緒に家の近くのお店に買い物に行きました。そしてお店に入ってから私はそこの店員さんにずっと万引きしないか見張られているような気がしたのです。私はそれに気がついてとてもいやな気持ちになりました。そしてすぐに何も買わないでそのお店から出てしまいました。 そのような経験をした外国人の方はいらっしゃいませんか。私はきっとそういう方は少なくないのではないかと思います。
 日本人はただ自分と違う外国人だからということだけで人を悪く判断しがちなのではないかと、私はその時思いました。もちろん多くの日本にいる外国人が犯罪を犯しているのは事実です。しかしだからといって、すべての外国人が犯罪を犯すとは限りません。
 私の国ブラジルにはいろいろな人種の人が住んでいます。そのため他の人が自分と違っても全然気になりません。違っていてあたりまえなのです。ですからそういう人種差別はありません。
 もちろん日本人がみなそうであるとは思いません。私の周りにはとても親切で私に気を使ってくれる友達や、日本のことをもっと知ってもらおうと色いろ教えてくれる人、そして日本になじんで欲しいと助けてくれる人もたくさんいてとてもうれしいです。
 人間は国籍が違えば髪の色や目の色が違うのは当たり前です。でも見かけは違っても皆人間なのですから、誰とでも同じように接するべきだと私は思います。そして国籍に関係なく、日本に住んでいる同じ「日本人」としてお互いに信頼しあって仲良く暮らしていけることを強く望みます。

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