掛川西高校の2年生4名がKIC事務局を訪問されました。掛川市の課題について理解を深める「総合的な探求の時間」の学びの一環で、グループに分かれてそれぞれの課題について研究し、関係者にインタビューをするそうです。
KICを訪れた生徒さんたちの選んだテーマは、掛川市の多文化共生や外国籍市民の就労状況でした。
KICの職員が外国人市民を取り巻く環境や現状についてお話ししました。
今般の新型コロナウイルスや、東日本大震災やリーマンショック等、日本や世界で起こった出来事の影響を受けて、ここ掛川市でも外国人市民の数が増えたり減ったりすること、外国人市民が日本で仕事をする上で大変なこと、働くことのできる在留資格、働き方の違いなど、生徒さんたちは初めて聞くことも多かったようで、とても真剣な表情で話を聞いていました。
今回の生徒さんくらいの世代の方たちには、小中学校で外国にルーツを持つ生徒がクラスメイトにいた経験を持つ人が多いと言われます。
今回の生徒さんに「どこの国の人がいたかな?」と聞くと、「よく覚えていない」と言いました。
様々なルーツを持つ生徒さん達が同じ教室で学び、同じことを体験する、まさに多文化共生を無意識に体験しているかもしれませんね。
私たちの話をとても熱心に聞いて下さった生徒さんたちが、どう感じ、どんな結論を出してくれるのか、とても楽しみです。